MeByYouでわかること
MeByYouは、友達があなたをどう見ているかを、キャラクターで見せる性格診断です。あわせて、あなたが思うあなたと、友達から見たあなたの違いもわかります。
この診断は、楽しみながら自分を知るためのものです。病気の診断、採用や評価、能力の判定には使えません。
何を測っているか
中身は「ビッグファイブ」という、心理学の研究で広く使われている性格の考え方です。人の性格を、5つの特性の強さの組み合わせとして考えます。
タイプは、そのうち友達にも答えてもらう3つの特性で決めます。
- 外向性(人との関わり方)と協調性(人への接し方)の組み合わせで、グループでの「役割」が9つに分かれます
- 誠実性(物事への向き合い方)で、「きっちり」「自然体の」「のびのび」の3つの「スタイル」が決まります
- 9つの役割と3つのスタイルで、全部で27タイプです
残りの2つ(考え方と、情緒の安定性)は、友達には聞きません。気持ちの揺れやすさのように良し悪しを感じやすい特性を友達に評価してもらうと、傷つくことがあるからです。また、気持ちの動きは本人の方がよくわかる、という研究もあります。この2つは、「もっと詳しく」に答えた人にだけ、本人の回答から表示します。
質問について
質問は、研究者が誰でも使えるように公開している質問集「IPIP」から選んでいます。
- あなた自身について:最初は12問。友達の回答を待つ間にあと12問、「もっと詳しく」を選ぶと合計50問
- 友達一人ひとりについて:12問
日本語の質問は、英語の原文から訳し、別の人が英語に訳し戻して、意味がずれていないかを確かめました。ただし、この日本語版を大勢の回答で検証するのはこれからです。
友達について答えるときに後ろめたく感じないように、「口数は少なめだ」のような逆向きの質問は、原文の意味を保ったまま、良い・悪いの色を抜いた言い方に整えています。こうすると、見栄を張った答えが減ることが知られています(Bäckström, Björklund & Larsson, 2009)。そのため、元の質問集で確かめられた数字はそのままは当てはまりません。集まった回答で確かめて公表します。
タイプの決め方
性格は、はっきりした種類に分かれるものではなく、なめらかにつながっています。27タイプは、点数をわかりやすく区切って名前をつけた「目安」です。身長や体重から出す体型の区分のようなものだと考えてください。
そのため、区切りの近くにいる人は、答え直すとタイプが変わることがあります。区切りは、実際に集まった回答の分布をもとに決めています。
あなたの点数と友達からの点数は、別々の基準で区切っています。仲のいい相手ほど好意的に評価しやすいことが研究でわかっているので、同じ物差しで比べると、多くの人が「友達の方が高い」になってしまうからです。
「ズレ」の見せ方
質問の数が少ないので、点数には小さな誤差があります。そのため、あなたと友達の点数の差が誤差より大きいときだけ「ズレ」と呼び、誤差の範囲なら「ほぼ同じ」と表示します。タイプの名前が違っても、境目の近くにいるだけなら「ほぼ同じ」になることがあります。
友達の見方が大きく分かれているときは、「友達によって分かれる」と表示します。一緒に過ごす場面や付き合いの長さによって、見える面が違うのは自然なことです。
どちらの見方が正しい、ということはありません。あなたの思うあなたも、友達から見たあなたも、どちらもあなたの一面です。
研究からわかっていること
- 親しい相手ほど、また評価する人が多いほど、友達の評価は本人の評価と近くなります(Connelly & Ones, 2010)。MeByYouが、評価が1〜2人のうちは「まだ〇人分」と添えるのは、このためです。答える人が増えるほど、結果ははっきりします
- 相手を好きな人ほど、相手を好意的に評価しやすい傾向があります(Leising, Erbs & Fritz, 2010)
- 外から見えやすい特性ほど評価がそろいやすく、良し悪しを感じやすい特性ほど、評価がそろいにくい傾向があります(John & Robins, 1993)。協調性(やさしさや率直さ)は、自分と友達の評価がそろいにくい傾向がある特性です
- 外向性と誠実性は、自分と周りの見方が比較的そろいやすい特性です(Connelly & Ones, 2010)
- 気持ちの揺れやすさのように内面に関わる特性は、本人の方がよくわかるという研究があります(Vazire, 2010)
- タイプの元になる短い質問集は、短いながら、点数のまとまりと、時間をおいて答え直したときの安定性が確かめられています(Donnellan, Oswald, Baird & Lucas, 2006)。MeByYouではこの質問集の言い方を整えて使っているので、同じように測れているかは、集まった回答で確かめます
- 性格の質問文から良い・悪いの色を抜くと、見栄を張った答えが減ります(Bäckström, Björklund & Larsson, 2009)
匿名性について
MeByYouが守るのは、答えた人の名前と、一問一問の答えです。
- 結果は、友達が1人答えた時点から見られます。答えが増えるたびに更新されます
- 高校生の人の結果は、友達3人の答えがそろってから表示します。1人の答えがそのまま結果にならないようにするためです
- 名前は聞かず、誰が答えたかも表示しません。ただし、答えた人が少ないうちは、答えたタイミングなどから「この答えはあの人かな」と推測されることがあります。答える前の画面でも、このことをお伝えします
- 一人ひとりの回答は、あなたにもほかの人にも見せません。集計した結果だけを表示します
- 自由に文章を書く欄はありません
- 評価が少ないうちは、1人の極端な答えに結果が引っぱられない集計のしかたにしています
- 答える友達の名前は聞きません。あなたは、いつでも募集を締め切れます
ただし、答える人が少ないときは、結果がほぼその人の見方になります。たとえば1人しか答えていないときの「友達から見たタイプ」は、その1人の見方です(画面に出るのは高・中・低の段階だけで、一問一問の答えは出ません)。友達が増えるほど、一人ひとりの見方は全体の中に混ざっていきます。
ほかの匿名アプリとの違い
MeByYouは、友達に匿名で答えてもらうアプリです。匿名のメッセージアプリで起きたような問題が起きないように、次のことを決めています。
- 自由に文章を書く欄はありません。悪口は書けません
- 同じ端末から、同じ人について何人分も答えることはできません
- ニックネームには、学校名・クラス名・本名を入れないでください。結果のページは、あなたが貼らない限り、誰にも見えません
- 困ったことがあれば、どのページからでも連絡できます。募集はいつでも締め切れ、自分のデータはいつでも全部消せます
- 結果は評価をまとめた段階(高・中・低)だけで、誰の答えもそのままは返しません
- 結果に出てくる言葉は、すべて長所として書いています
- どんな場合も、「誰が答えたか」「誰がどう答えたか」は見られません
- MeByYouは全部無料で、広告もありません。結果ページの一番下に、就活・転職サービスの紹介(PR)があります。紹介先に、あなたの回答や結果を渡すことはありません
- 実際にはない回答やお知らせで、使い続けるように仕向けることはしません
- 高校生以上の人を対象にしています。18歳未満の人は、保護者の同意を得て使ってください。就活・転職の紹介は、大学生・専門学生・社会人の人にだけ表示します
この診断の限界
- 質問の数が少ないので、点数には誤差があります。結果は目安として見てください
- 日本語版の質問は、大勢の回答での検証がまだです。集まった回答で質問のまとまりや安定性を確かめ、結果を公開していきます
- 友達の評価は、その友達から見たあなたの一面です。あなたのすべてを表すものではありません
- 心理学の専門家による監修は受けていません。公開されている研究にもとづいて作っています
- キャラクターの絵は、画像生成AIを使って作り、運営者が選んで手を加えています
出典
- Bäckström, M., Björklund, F., & Larsson, M. R. (2009). Five-factor inventories have a major general factor related to social desirability which can be reduced by framing items neutrally. Journal of Research in Personality, 43(3), 335–344. doi:10.1016/j.jrp.2008.12.013
- Connelly, B. S., & Ones, D. S. (2010). An other perspective on personality: Meta-analytic integration of observers' accuracy and predictive validity. Psychological Bulletin, 136(6), 1092–1122. doi:10.1037/a0021212
- Donnellan, M. B., Oswald, F. L., Baird, B. M., & Lucas, R. E. (2006). The Mini-IPIP scales: Tiny-yet-effective measures of the Big Five factors of personality. Psychological Assessment, 18(2), 192–203. doi:10.1037/1040-3590.18.2.192
- John, O. P., & Robins, R. W. (1993). Determinants of interjudge agreement on personality traits: The Big Five domains, observability, evaluativeness, and the unique perspective of the self. Journal of Personality, 61(4), 521–551. doi:10.1111/j.1467-6494.1993.tb00781.x
- Leising, D., Erbs, J., & Fritz, U. (2010). The letter of recommendation effect in informant ratings of personality. Journal of Personality and Social Psychology, 98(4), 668–682. doi:10.1037/a0018771
- Vazire, S. (2010). Who knows what about a person? The self–other knowledge asymmetry (SOKA) model. Journal of Personality and Social Psychology, 98(2), 281–300.
- International Personality Item Pool(IPIP):ipip.ori.org